サイバーパンク、スチームパンク、ソーラーパンク…SFジャンルにおけるパンクって何?

自然と創作の雑学
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個人的な意見ではございますが、SFやファンタジージャンルの〇〇パンクってなんかカッコいい感じがします。デザインフェスタの暗いエリアは、スチームパンク系の方々が多く…とってもステキで憧れてます。しかし、そう言いつつも〇〇モリモリパンクとは、なんぞや?とあんまりわかってないので、チョコッと調べてみましたヨ!(ほぼAIに聞きましたっ)

SFジャンルにおける「パンク」とは?

SFジャンルにおける「パンク」は、ある特定の世界観や技術、思想をベースにして、「体制への反抗」や「独自の価値観」を表現するスタイルのことを指します。

1. サイバーパンクとは?(Cyberpunk)

特徴

高度なテクノロジー(特にコンピュータやAI)

社会の腐敗・格差の拡大

個人 vs 巨大企業・国家

退廃的で暗い未来像(ディストピア)

ハッカー、サイボーグ、義体化

概要

サイバーパンクは、テクノロジーが進化しても社会の格差や腐敗が解決しない未来を描くSFジャンルです。世界は「超高度な科学技術」と「荒廃した社会」が共存しており、政府よりも企業の力が強く、一般市民は貧困に苦しんでいることが多いです。主人公は、そんな社会の中で生き抜くアウトロー(ハッカーや傭兵、サイボーグなど)として描かれることが多いですね。

代表作

『ブレードランナー』(1982):視覚的にサイバーパンクを確立した映画。

『ニューロマンサー』(1984, ウィリアム・ギブスン):サイバーパンクの原点とされる小説。

『攻殻機動隊』シリーズ:義体や電脳世界、AIが絡むサイバーパンクの代表格。

『サイバーパンク2077』:ゲームとして有名な作品。

2. スチームパンクとは?(Steampunk)

特徴

蒸気機関が発達した架空の19世紀(主にヴィクトリア朝)

歯車、真鍮、ゴーグル、飛行船などのデザイン

近代化の光と影(技術進歩 vs 社会問題)

空想科学と発明家の活躍

概要

スチームパンクは、「もし蒸気機関の技術が極端に発達したら?」という世界観を描くSFの一種です。

19世紀(ヴィクトリア朝や明治時代)のレトロな雰囲気を持ちつつ、蒸気機関を使った巨大な機械や空想科学技術が登場します。電気やコンピュータではなく、歯車や真鍮(ブラス)がメカニズムの中心なのが特徴ですね。

ただのレトロな世界観ではなく、**産業革命の負の側面(労働問題や格差など)**も描かれることが多いのがポイントです。

代表作

『スチームボーイ』(2004, 大友克洋):蒸気科学が発達した19世紀のイギリスが舞台のアニメ映画。

『天空の城ラピュタ』(1986):飛行船やレトロな機械が登場するジブリ作品。

• 『リーグ・オブ・レジェンド/時空を超えた戦い』原作:[リーグ・オブ・エクストラオーディナリー・ジェントルメン]スチームパンクのクラシックな世界観を持つ映画

3. ディーゼルパンクとは?(Dieselpunk)

特徴

蒸気機関ではなくディーゼルエンジン(内燃機関)が発達

1920〜1950年代のレトロフューチャー

軍事技術、巨大兵器、空戦

ファシズム・独裁政治の影響を強く受けた世界観

概要

ディーゼルパンクは、スチームパンクより少し時代が進んだ、第一次・第二次世界大戦期の技術やデザインを発展させた架空の世界を描きます。

スチームパンクが「産業革命の延長戦」なら、ディーゼルパンクは「戦争と技術発展の延長線」という感じです。飛行機や戦車、巨大ロボットが登場することが多く、社会の雰囲気も軍事国家的だったり、独裁的な体制が敷かれていることが多いですね。

代表作

『マッドマックス怒りのデスロード』:パンク要素が色濃く反映された映画です。荒廃した未来の世界では、ディーゼルエンジンを搭載した巨大な戦車や武装車両が重要な役割を果たします。

『スカイキャプテン ワールド・オブ・トゥモロー』(2004):ディーゼルパンク色の強い映画。

『鋼の錬金術師』:軍事国家や蒸気機関車、飛行船などが登場し、ディーゼルパンク要素がある。

・『幼女戦記』:「第一次世界大戦」と「第二次世界大戦」が混じるヨーロッパ風な世界が舞台。

4. ソーラーパンクとは?(Solarpunk)

特徴

持続可能なエネルギー(太陽光・風力・水力)

自然とテクノロジーの共存

明るくポジティブな未来像(ユートピア志向)

オーガニックデザインと緑あふれる都市

概要

ソーラーパンクは、他の「パンク」ジャンルと違い、暗く荒廃した世界ではなく、「明るく持続可能な未来」を描くのが特徴です。環境問題を解決しながら、自然とテクノロジーが共存する社会を目指します。

また、サイバーパンクのように「巨大企業が支配する」世界ではなく、「市民が協力し、自給自足や再生可能エネルギーを活用する社会」が基本のテーマになっています。

代表作

『風の谷のナウシカ』:自然と共存する未来へのメッセージが強い。

『ラピュタ』(一部):緑に覆われたテクノロジーが登場。

『アバター』(2009):自然と融合した高度なテクノロジーが描かれる。

『Horizon Zero Dawn』(ゲーム):機械の動物と共存する未来。

ソーラーパンクは、自然との共存という事で、自分の作品とリンクしやすいのかな?と考えているジャンルでもあります。まだよく知られてない世界観というのも良いかも。

その他の「パンク」系ジャンル

アトompunk(アトムパンク):1950〜60年代のレトロフューチャー(例:『フォールアウト』)

Biopunk(バイオパンク):遺伝子操作や生物工学が発達した世界(例:『バイオショック』)

まとめ

「○○パンク」は、それぞれの時代ごとの技術と、それがもたらす社会問題・価値観の変化をテーマにしているようです。

サイバーパンク=高度なコンピュータ社会+格差

スチームパンク=蒸気機関と19世紀風の科学技術

ディーゼルパンク=戦時中の工業・軍事技術が進化した世界

ソーラーパンク=環境と共存する持続可能な未来

「どの技術が発展するとどうなるのか?」という視点で物語の世界観が変わるのが面白いですね。

このようなカッコいい世界観を今後の作品作りに取り入れて、カッコいい作品を作って行きたいと思います。


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